部下を育成する– category –
どんな組織、どんな人であっても、最初からその職務をこなすのに十分な能力を持って入社する、と言うことはあまりないと思います。新人、若手の内は特にスキルが十分とは言えないことが多いわけですから、組織業績の向上のためには部下の育成は管理職にとって重要な役割のひとつです。とは言え、他人へものを教える方法を学ぶ機会は多くはないのが実態でしょう。ここでは、部下育成を効果的、効率的に進めていく方法を考えていきます。
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No.4-10 OJTは”Do”より”Check”で
OJTはOn The Job Training ですから、仕事をしながら教える、つまり、マネジメント・サイクルとしてはDoの中に位置づけられそうです。確かにその通りなのですが、忙しくてOJTの時間を確保しづらいという管理職も少なくないことでしょう。部下育成の実態... -
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No.4-8 人事評価において心がけたいこと
春や秋は人事考課の時期、という企業が多いかと思います。人事考課の仕組みは会社によってまちまちですが、一般的には年に2回ほどの実施というケースが多いでしょう。年に2回だけの仕事、ということは、なかなか慣れない仕事であるとも言えます。私自身... -
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No.4-7 評価の三大項目
人事評価制度は様々な形態があり、組織の数だけその種類があると言ってもよろしいかと思います。伝統的には評価項目として「能力」、「意欲・態度」、「業績」の三項目を採用している組織が多く、現代においても三項目を評価対象としているケースが多い... -
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No.4-6 「育成」の前提 ー人事評価
人事管理においては、企業規模が小さい、あるいは、業歴が浅い企業ほど人事評価制度が未整備であることが多いようです。しかし、そうした企業においても、少なくとも「活用」や「処遇」は行われています。「活用」とは、どの人材にどの職務を割り当てる... -
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No.4-5 OJTにおける手法的・心理的障壁に対処する
暗黙知を形式知に変換する 部下育成を効果的かつ効率的に進めるためには、仕事の知識・技術を形式知として伝えることが必要です。教わる側が暗黙知を自ら獲得してくれればよいのですが、この方法だと知識の獲得に時間がかかりますし、そもそも、知識を習... -
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No.4-4 仕事上における秘訣やコツ
多くの仕事には「秘訣」というものがあると思います。いわゆるコツであるとか、カンで判断するなど、経験的な知識・技術のことです。とはいえ、あなたの仕事を進めていく上での秘訣とは何ですか?と聞かれたとしても、おそらく、なかなか即答できないと... -
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No.4-3 コストゼロで部下育成はできない
さて、第二の、過度の仕事の質とスピード優先と言う問題ですが、どういう事かというと、仕事の割当てを行う際に、その仕事を確実にできる人にしか割り当てようとしない、あるいは、管理職自身がその仕事をやってしまうといったようなことです。部下にあ... -
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No.4-2 OJTにおける時間的障壁に対処する
時間は「できる」ものではなく、「つくる」、「捉える」もの OJTを有効なものとするためには、組織としての制度ないし、仕組み作りも重要です。ですが、ここでは、まず、管理職個人の立場として手を打てることに限定して考えることにします。 管理... -
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No.4-9 部下育成の実態調査
インテレッジでは、企業等に勤める管理職を対象に部下育成の実態に関する調査を行い、調査データと分析結果をまとめました。以下は同調査分析結果の抜粋です。 詳細版「部下育成実態調査報告書2022」(無料)をご希望の方にはPDFデータにてお送りい... -
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No.4-1 部下育成における二つの障壁
仕事を遂行する過程で部下に仕事を教えていくことをOJT(On The Job Training)と言います。多くの経営組織では、OJTを重要な社員教育の手段として挙げています。ところが、はたしてOJTはうまく機能していると言えるのでしょうか。残念ながら、OJTがうま...
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