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管理職の役割と組織の理解
No.1-7 中小企業における組織成長と権限委譲
中小企業の経営という観点からも権限委譲について考えたいと思います。 最近、講師を担当した中小企業の管理職向けセミナーの中で、参加者の多くに気になる共通点がありました。それは、トップに権限が集中していて、中間管理職の役割が、実態としてプ... -
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No.1-6 権限委譲のデメリット
権限委譲における第一のデメリットは、権限を委譲された側が常に最適な意思決定を行って、最適に対処できるとは限らないと言うことです。そこには、二つの側面があります。それは、能力的側面と個人利害的側面です。 判断力に乏しいがために適切な意思... -
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No.1-5 権限の委譲のメリット
組織原則には「権限と責任一致の原則」や「権限委譲の原則」というものもあります。権限委譲にはどのようなメリットがあるのでしょうか。それは、第一に、正確な情報に基づいた意思決定ができることです。現場の情報や知識に通じているのは、現場に最も... -
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No.1-4 過度の専門化による弊害
組織において、事業の成長と共に職務の専門化が進んでいくのが一般的です。例えば、中小企業であれば、総務課では総務の仕事以外に、経理や採用、研修、給与計算、福利厚生など、様々な業務を担当していることが多いものですが、大企業であればこれらの... -
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No.1-3 専門化の原則と今日的解釈
組織を有効に機能させていくためには、守るべき原則がいくつかあるとされています。代表的な組織原則は、①専門化の原則、②権限と責任一致の原則、③管理範囲適正化の原則、④命令一元化の原則 ⑤権限委譲の原則といったことです。 上記の内、いくつかの...
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