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No.2-6 統制 ~業務の進捗をチェックする

 統制という言葉は、企業経営などを論ずる際によく耳にする言葉ではありますが、多くの方にとっては、少々曖昧な言葉なのではないでしょうか。統制とは、目標と現状の差異を点検して必要な修正行動を検討し、実行することです。
 統制の方法には二つのアプローチが考えられます。それは、仕事のアウトプットで点検する方法と、インプットで点検する方法です。アウトプットで点検すると言うことは、仕事の結果で点検すると言うことですから、時間軸では仕事の終了時点、ないしは、仕事が一区切りついた時点で統制することになります。これに対して、インプットで点検すると言うことは、取組事項や、作業などが点検の対象となります。インプットは、仕事の終了時だけではなく、仕事をやりながら点検することができますので、時間軸においては、プロセス上において点検することが可能です。
 アウトプットとインプットの意味をもう少し具体的に言いますと、例えば営業のような仕事の場合では、契約件数や成約金額、粗利益などがアウトプットであり、訪問件数やアポイント依頼の電話回数、もしくは、それらの方法やプレゼンのしかたなどがインプットに該当します。

 さて、アウトプットを統制の中心としてマネジメントを行う場合と、インプットを主に統制の対象とする場合とでは、どちらが有効なマネジメントと言えるのでしょうか。(初回掲載 2014/07/28)

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