三菱一号館美術館で同館の開館記念展「マネとモダンパリ」を観てきました。先日訪れた国立新美術館同様、ここでもオルセー美術館所蔵の作品が多数展示されていました。展示もすばらしいのですが、ここを訪れた目的は、建物を見学することです。
三菱一号館は、1894(明治27)年、三菱が丸の内に建設した初めての洋風事務所です。1968年、老朽化に伴い解体されましたが、このほど建築当時の設計図を基に復元され、2009年に竣工、三菱一号館美術館、Cafe1894、および、Store1894として営業しています。保存されていた建物部材などを再利用しており、知らなければ復元建築とは思えないほどレトロ感に満ちています。
また、丸の内ブリックスクエアは、やはり2009年に竣工した丸の内パークビルの商業ゾーンで、ファッションや雑貨、こだわりのレストランなど36店舗が営業しています。同ビルとL字型の三菱一号館に囲まれた、一号館広場と名付けられた中庭部分は、付近のビジネスパーソンの憩いの場となっており、まさに都心のオアシスといった趣です。アフター5の広場では、待ち合わせをする人たちが多く見受けられました。
三菱一号館美術館と丸の内ブリックスクエア(千代田区) 2010/07/18
2022年5月2日