このページではインテレッジが考える管理職研修のあり方、当社研修の特徴とプログラム例、そして研修受講者の感想を掲載しています。
本来あるべき管理職研修を
管理職研修の企画・実施における留意事項
受講者の不安感に配慮しているか?
管理職になる前、つまりプレイヤーの立場では、担当する職務の多くは実務的な仕事であり、製品やサービスを設計する、製造する、顧客や利用者へ販売・提供する、そのための直接的な知識、技術、技能が備わっていれば、ある程度の成果を生み出すことができます。しかし、管理職になると、当然ながらマネジャー、あるいは、リーダーとしての役割が要求されることになり、実務的知識だけで業績を上げることは難しくなります。長期的な観点から取り組むべき課題を設定する、チームとしての計画を立てる、適切な職務配分を行う、頻繁に発生する問題に対処するなど、いわゆる「概念的スキル」が求められます。また、部下を持つ立場になると、部下の納得を引き出し、意欲を高めてて職務遂行に導く、部下を育てる、職場のコミュニケーションを促して活気のある職場づくりを進めるなど、「対人スキル」についても重要になります。
おそらく、多くの人は管理職になったときに、それらのスキルについて自分が決して十分なレベルに達していないという自覚に至るのではないでしょうか。これまで多くの組織内研修や公開講座で新任管理職の研修業務を受託してきましたが、多くの方は昇進に伴う喜びよりも、むしろ、果たしてうまくやっていけるのかという不安の方を大きく感じている方が多い印象があります。
また、特に長時間の研修になりますと、学習すること自体の負担感もあるでしょうし、他の受講者とのディスカッションに抵抗感があったり、当てられやしないかという不安感もあったりするでしょう。
研修においては、こうした受講者の不安感に配慮して安心して受講できるようにしていくことが必要です。担当する講師としては、特に研修の開始時、または、終了時に次のようなことを伝えることが望まれます。
- 「概念的スキル」や「対人スキル」は生まれ持った先天的な才能だけで決まるものではなく、自らの姿勢次第で後天的に身につけられること。
- 今回の研修は我慢して受けるような構成内容ではなく、とても楽しく学べるものであること。
- 1時間に1回程度の休憩時間をとること。
- 学んだことをすべて明日から活用しなければならないわけではないこと。(そもそも、それができる人はほとんどいない。)
「楽しさ」を優先していないか?
研修を受講する立場とすれば、研修とはつまらないもの、我慢して時が過ぎるのを待つもの、と言ったイメージを持っている人は多いのではないでしょうか。時には、忙しい中時間を奪われていると感じるのか、少々”反抗的”とも思えるような態度の受講者もいらっしゃいます。研修開始時の雰囲気にはワクワク感が見られることはまずありません。
そういったことに慮るがあまり、研修担当者や研修講師は受講者にとっての楽しさや、極力能動的に参加できるプログラムを優先してしまうケースがずいぶんと多いようです。場合によっては、担当する講師の講義力、伝達力という点において力量不足が背景にあるかもしれません。つい、ゲーム演習やグループ討議、ロールプレイングの時間的割合が長くなってしまい、終わってみると果たして何を学んだのか、肝心なインプットがあまりない、と言うのではせっかくの研修がもったいない結果になりかねません。もちろん、研修を楽しく、能動的な姿勢で受けられることは良いことですし、当社でも担当する研修ではできるだけそうした考えでカリキュラムを編成するようにしています。とは言え、必要以上に演習の比率が高い研修では、楽しく受講できて時間が過ぎるのが早く感じられたとしても、得られる教訓が曖昧になりがちです。
研修である以上は、マネジメント上の理論・理屈を適切に伝えることが大切です。マネジメントの「方法(=スキル)」だけでなく、なぜそれが必要なのかを論理的に説明する必要があります。そしてそれには、一定程度学術的な裏付けが必要になります。やはり、管理職研修では講義をカリキュラムの基本に置くべきです。(これは、管理職研修に限らず、他の多くの研修でも同様です。)多少難しい理屈であってもしっかり理解してもらうための講義時間を確保する必要があります。要はバランスの問題と言えるでしょう。管理職研修では、マネジメントやリーダーシップにスキルの取得はもちろん、管理職としての正しいマインド形成を促し、具体的な行動変容へと導いていけるように工夫することが重要です。
インテレッジによる研修の特徴
プログラム構成における4つの工夫 -Theory, Case, Data, Exercise-
では、受講者が得心して具体的な行動変容を図るための研修とはどうあるべきでしょうか。
当社では研修実施において次の4つの要素を満たすようにカリキュラムを構成しています。それは、管理職として要求される行動の背景理論・理屈をしっかり提示すること、その考え方のバックボーンとなるデータを示すこと、具体的な実行方法や他組織の実践例を提示すること、個人演習、グループ演習、グループ討議などにより受講者にとって能動的な研修となるようにすることです。
Theory ー理論・理屈をわかりやすく伝える
マネジメントやリーダーシップ、コミュニケーション、あるいは、経営そのものは自然科学ではありませんから、絶対的な法則がありません。社会科学であるからこそ、どのような行動が管理職として望ましいと言えるのか、一定の証拠が必要になります。その証拠のひとつが学術的な研究であると言えるでしょう。とは言え、管理職研修は大学の授業とは違いますし、時間的制約もありますので、アカデミックな講義にばかり時間を割くことはできませんが、少なくとも研究理論や何らかの実証実験から導き出されたものであることは示すようにしています。
当社では、そうした考えに基づきつつ、少々難しい内容でも大切な理論をわかりやすくかみ砕いて解説しています。わかりやすく伝える方法としては、PREPを使うのが望ましいと考えています。PREPとは次のような解説手法です。
Point ーポイント、結論
「他者にスキルを伝えるためには秘訣やコツといった暗黙知を形式知、つまり、具体的な言葉に変える必要があります」
Reason ー理由
「なぜなら、理解しやすく、効率的に早く覚えられるからです」
Example ー事例、具体例
「プロ野球の●●監督は・・・を実践し、結果的にチームを強くすることができました」
「これを実践している製造業では生産性が高い傾向にあります」
「近年は農業においても重視されるようになってきました」
Point ーポイント、結論(繰り返し)
「暗黙知を形式知に変換することは大切です。とは言え、部下から質問されて即座に行うのは簡単ではありません。普段からやっておくことが必要です」
どれだけわかりやすいのか、理解していただきにくいかもしれませんが、「難しい内容でもわかりやすかった」という受講後のアンケート記載が数多くあることは事実です。
実は、研修嫌いの人ほど理屈っぽい人が多く、そうした人ほど論理的で具体的な説明がなされることに満足感が高まる傾向にあるようです。研修嫌いの人が研修を好きになる、卓越した講義力が当社研修プログラムにおける特徴のひとつです。
Case ー事例を示す
理論・理屈が重要と言っても、それだけでは受講者の集中が続きません。組織における様々な事例の提示は、受講者の関心を惹きつけ、飽きることがないという効果を生みます。受講者の反応や、受講後のアンケートを見ていますと、実はこの部分への関心が最も高いようです。事例というのは言ってみれば物語ですから、理屈を聞かされるよりも惹きつけられるというのは自然なことかもしれません。
事例の基となるのは、一次情報としては、企業経営者や受講者、他のコンサルタントから得た情報、そして、自らの管理職としての体験(どちらかと言えば失敗談)です。当然、自らが収集する一次情報だけでは十分ではありませんので、専門分野以外の方はあまり目にすることはないであろう新聞記事、経済誌、公的機関や国内外の調査研究機関による報告書といった二次情報を適宜活用させていただいております。
Data ーデータを示す
どのような行動が管理職として望ましいと言えるのか、その根拠のひとつがデータです。データがあれば、どのようなマネジメント行動、あるいは、施策が有効なのか、一定の手がかりになり得ます。
当社研修では、当社の調査データのほか、様々な公的機関、民間調査会社等のデータを示すことでさらに説得力を高めるようにしています。
以前、ある病院の管理職研修を担当した際、理事長がこのようなことをおっしゃっていました。「医者というのは自分が一番頭がいいと思っているから、彼らを納得させて行動を変えさせるのは難しい。そんな彼らが唯一信じるのがデータなのです。」かねてよりデータを重視してきた立場としては意を強くすることができました。
Exercise ー演習で能動的な姿勢を促す
講義を一方的に聞かされているだけでは学習効果が高まりにくいですし、そもそも、一日中講義に集中できる人はそういないでしょう。受講生に行動変容を促すためには、研修の中で「自ら何かを決める」、という行為を何度かしてもらうことが重要です。それがグループ討議や演習であり、例としては、次のようなものです。
- マネジメント行動の考え方に関するディスカッション
- マネジメント・サイクルに基づく計画策定、実行、評価統制、改善策の立案に関するグループ演習
- モチベーション源泉の明確化に関するディスカッション
- リーダーシップ行動の明確化に関するディスカッション
- 問題構造の明確化に関するグループ演習
- 合意形成シミュレーション
- 受講者同士によるリーダーシップ行動の相互評価
- 管理職としての行動計画策定・発表(個人演習)
さらに、具体的な例として「マネジメント行動の考え方に関するディスカッション」では、次のような文章(設問)について個人考察のあとで5名前後のグループによるディスカッションを行います。設問は最大10問程度を提示します。
新たな業務について部下に対して指示命令をする場合、
実行すべき取り組みの内容や遂行方法を示すことが最も重要である。
Yes/No
参加者はディスカッションを通じて他者の考え方に接することになり、相互啓発の場ともなります。個人、および、グループの検討結果は受講者のスマートフォンから講師PCへと送られてリアルタイムにてスライド投影されます。(下図)
新型コロナウィルスの感染拡大後、リモート研修が普及しましたが、対面による集合研修の利点のひとつは、ディスカッションをしやすいこと、したがって、他の受講者から学べる部分が大きいことです。
こうした演習やディスカッションを組み込むことで受講者は主体的に課題に取り組むことになり、受講後の行動変容の可能性が高まることが期待できます。また、グループ演習やディスカッションは、まさしくチーム運営そのものですから、それ自体がマネジメントやリーダーシップ発揮の訓練の場にもなるわけです。さすがに全受講者がリーダーとして振る舞う、と言うわけには行きませんが、リーダー的な役割発揮ができなかった人の場合、それこそが自らの今後の課題として自覚するに至ることが少なくないようです。
印象に残る見やすいテキスト
研修テキストの構成においては、長文の記載を極力避け、ビジュアル化によって印象を高めると共に、「穴埋め式」を採用することで「考える」研修を実現しています。受講者からは、「復習に使える」、「受講した後も捨てられない」とのお声をいただいています。
記憶を強化するレビュー
研修の理解度をチェックすると共に、記憶を強化するため、各章にレビューを設けています。QRコードを利用してスマートフォンから入力すれば受講者が得点と正解を即座に確認することができます。もちろん、研修終了後、いつでも何度でもチェック可能です。
研修プログラム
貴社・貴団体が行う研修へ講師として伺います。
管理者基本研修
概要
管理職に求められる役割全般について総合的・体系的に学ぶ、最もオーソドックスな基本研修です。特に、新任の管理職、研修受講経験のない管理職に最適です。最近は、管理職昇進前に受講するケースも多くなっています。
カリキュラム
- はじめに
- 研修全体の構成・進め方
- この研修の位置づけ
- 管理職として必要な3つの意識
- 受講者同士による自己紹介、近況報告
- 組織とリーダー
- 管理職の役割とは
- 組織における3つの論理(能率、コスト、情感)
- 組織における5つの基本原則
- マネジメント行動の考え方<グループ・ディスカッション>
- 業務を管理する
- 計画立案のステップと留意点
- 仕事の割当における留意点
- 統制の方法
- マネジメント・サイクルに基づく計画策定、実行、評価統制、改善策の立案<グループ・ワーク>
- マネジメントを「見える化」する
- レビュー、ふりかえりと活用<個人ワーク>
- 問題解決と課題設定
- 問題の種類にはどのようなものがあるのか
- 各組織階層ではどういった問題に対処すべきか
- 問題解決・課題設定の技法
- 問題分析、課題構造の明確化における留意点
- 問題構造の明確化<グループ・ワーク>
- 業務改善の着眼点
- レビュー、ふりかえりと活用<個人ワーク>
- 部下の育成
- 業績と能力の関係性
- OJTの意義
- OJT計画とその実践
- OJTを阻む2つの要因と対処策
- 部下の育成を促進するコミュニケーション
- レビュー、ふりかえりと活用<個人ワーク>
- モチベーション源泉の理解
- モチベーション源泉の明確化<グループ・ディスカッション>
- 人はどういうときに仕事のやり甲斐を感じるのか?
- 人生において仕事はどういう意義があるのか?
- 動機づけ理論とデータにみるモチベーション源泉
- モチベーション形成の構造
- モチベーションの実態
- モチベーション源泉の明確化<グループ・ディスカッション>
- 組織の活力を引き出すリーダーシップ
- リーダーシップの定義
- リーダーシップ行動の明確化<グループ・ワーク>
- 「欲求階層」の上位に属する誘因
- モチベーションを向上させる上司の行動
- リーダーシップ・スタイル<自己診断>
- 参加型のリーダーシップ
- リーダーシップを成立させる誘因と影響力
- レビュー、ふりかえりと活用<個人ワーク>
- コミュニケーションの促進
- なぜコミュニケーションが必要なのか?
- 業務的コミュニケーションを円滑化する
- 指導的コミュニケーションの効果を高める
- コーチングの実践<ロールプレイング>
- 情緒的コミュニケーションを取り戻す
- 傾聴の実践<ロールプレイング>
- レビュー、ふりかえりと活用<個人ワーク>
- 合意形成とリーダーシップ
- 組織における合意形成の構造
- 意思決定シミュレーション<グループ・ディスカッション>
- チーム力に対する「参画」の効果
- 課題志向と対人志向の両立
- 組織的意思決定の有効性を高める方法
- リーダーとしての成長を目指して
- 受講者同士によるリーダーシップ行動の相互評価
- 目標設定と行動計画<個人ワーク・発表>
- 信頼の貯蓄に向けて
- 「階段」を登り続ける
所要時間
上記プログラムは21時間(3日間)以上確保できることを前提にしています。
演習を一部省略すれば14時間(2日間)で実施可能です。
できれば21時間(3日間)ほどかけて実施することが望まれます。フルに演習を行いますと、どうしてもそれくらいの時間が必要です。当社の関与先では4日間で実施しているケースもありますが、それでも、時間が余る、ということはなく、実績はありませんが5日間かけられるとさらに理想的と言えそうです。
無理に1日で実施しているケースも多いのですが、受講者の側から「もう少し時間をとってほしかった」との声が出てくることが少なくありません。以下は、事後アンケートで実際にいただいた受講者の声です。
(前略)先生のお話も大変興味深いものばかりでもう少し時間がほしいと思ってしまいました。はじめは、4日間だなんで長すぎると思っていましたが、あっという間で驚いています。
もう1日高橋氏の話を聞きたいです。
さすがプロの講師は違う。内部講師の時間を減らして、高橋先生の時間を増やすべきだ。
エンゲージメント向上のためのリーダーシップ強化研修
概要
エンゲージメントを構成する要素を理解し、チームのエンゲージメント向上のために必要なリーダーシップ行動について学びます。また、自組織におけるエンゲージメント向上のために必要な課題について検討します。エンゲージメント課題の設定とリーダーとしての行動計画策定においては、事前に実施するエンゲージメント・サーベイの結果からマネジメント上の問題点や組織の強みを明らかにした上で検討していきます。
詳細版の2日コースと短縮版の1日コースがあります。
カリキュラム(2日コース)
- 組織とリーダーシップ
- 組織における3つの論理(能率、コスト、情感)
- 組織統治における2つの形(法治と人治)
- リーダーシップの定義
- リーダーシップ行動の考え方<グループ・ディスカッション>
- エンゲージメント向上のための人間理解
- エンゲージメントとは?
- ワーク・エンゲージメント
- ジョブ・エンゲージメント
- ワーク・モチベーション
- 組織コミットメント
- 従業員満足
- 管理者がエンゲージメントに与える影響
- 人間行動と欲求<グループ・ディスカッション>
- 各種理論とデータに見るモチベーションの原泉
- モチベーション形成の構造
- わが国におけるエンゲージメントの実態
- エンゲージメントとは?
- ケーススタディ
- ケース1「エンゲージメントを低下させるマネジメント」<グループ・ディスカッション>
- ケース2「合理性への偏り」<グループ・ディスカッション>
- 当組織におけるエンゲージメントの現状分析と課題設定
- 事前エンゲージメント調査の結果分析
- エンゲージメントの現状分析<グループ・ワーク>
- 組織として改善すべきしくみ・ルール・制度についての検討
- エンゲージメントを高める管理者行動
- エンゲージメントを高めることのできるリーダーの条件<グループ・ワーク>
- エンゲージメントを向上させる誘因
- エンゲージメントを高める管理者行動
- 心理的安全性を高める<心理的安全性と業績志向の自己診断>
- コミュニケーションの齟齬がエンゲージメントに与える影響
- エンゲージメントを高めるコミュニケーション手法
- リーダーシップ・スタイル
- リーダーとしての自己変容へ向けて
- 対人姿勢における自己概念と他者概念<自己診断>
- 自己概念と・他者概念が与えるリーダーシップ・スタイルへの影響
- 4つのコミュニケーション・スタイル
- 自己変容へ向けての考え方
- チーム・リーダーとしての行動計画
- 職場のエンゲージメント向上へ向けての行動計画の作成<個人ワーク>
- 行動計画の発表
- 信頼感の向上のために
所要時間
12~14時間
カリキュラム(1日コース)
- 組織とリーダーシップ
- 組織における3つの論理(能率、コスト、情感)
- 組織統治における2つの形(法治と人治)
- リーダーシップの定義
- エンゲージメント向上のための人間理解
- エンゲージメントとは?
- ワーク・エンゲージメント
- ジョブ・エンゲージメント
- 従業員満足
- ワーク・モチベーション
- 組織コミットメント
- 管理者がエンゲージメントに与える影響
- 人間行動と欲求<グループ・ディスカッション>
- 各種理論とデータに見るモチベーションの原泉
- モチベーション形成の構造
- わが国におけるエンゲージメントの実態
- エンゲージメントとは?
- 当組織におけるエンゲージメントの現状分析と課題設定
- 事前エンゲージメント調査の結果分析
- エンゲージメントの現状分析<グループ・ワーク>
- 組織として改善すべきしくみ・ルール・制度についての検討
- エンゲージメントを高める管理者行動
- エンゲージメントを高めることのできるリーダーの条件<グループ・ワーク>
- エンゲージメントを向上させる誘因
- エンゲージメントを高める管理者行動
- 心理的安全性を高める<心理的安全性と業績志向の自己診断>
- コミュニケーションの齟齬がエンゲージメントに与える影響
- エンゲージメントを高めるコミュニケーション手法
- リーダーシップ・スタイル
- チーム・リーダーとしての行動計画
- 職場のエンゲージメント向上へ向けての行動計画の作成<個人ワーク>
- 行動計画の発表
- 信頼感の向上のために
所要時間
6~7時間
チームリーダーのためのタイム・マネジメント
概要
チームとしての業務改善、効率的な仕事の進め方、スケジューリングの方法を学び、メンバーが創造的な時間を確保する方法を考えます。
カリキュラム
- 業務効率の実態と生産性向上の重要性
- タイム・マネジメントの意義と業務効率の実態
- 効率の低下をもたらす要因を知る<グループ・ディスカッション>
- 生産性向上の優先度を上げる
- チームとしてのタイム・マネジメント
- 職務管理の基本~マネジメント・サイクル
- チームとしての業務管理
- チームとしての効率向上のために
- タイム・マネジメントの技術
- どんな仕事があるのか分類する <個人ワーク>
- AーD各領域における対処の考え方
- タイム・マネジメントの実際
- “What”(=インプット)を絞り込む
- “How”を変える(1)スケジューリングを工夫する
- “How”を変える(2)しくみ・環境を整える
- “How”を変える(3)作業系はツールを最大活用する
- “How”を変える(4)他者とのやりとりを改善する
- 能力アップと姿勢改善を図る
所要時間
標準7時間(簡略3~4時間)
人事考課訓練
概要
自社の人事評価基準による事例演習を交えながら、人事考課のすすめ方を理解する研修です。演習では受講者のスマートフォンと集計システムを活用し、受講者の評価結果をリアルタイムで集計表示。考え方の共有を効率的に進めます。カリキュラム内容は人事考課制度の内容に合わせてアレンジします。
カリキュラム
- 人事考課と組織マネジメント
- 管理職の役割とは
- マネジメント・サイクルを支える人事管理のしくみ
- 人事考課の実際
- 人事考課のすすめ方
- 人事考課演習<個人ワーク、グループ・ディスカッション>
- 評価分野別のポイント
- 評価者が留意すべき事項
- 人事考課総合演習<個人ワーク、グループ・ディスカッション>
- 目標管理
- 目標管理制度の概要
- 目標設定の基本ステップ
- アウトプットを明確にする
- インプットを明確にする
- 目標設定の例
- ケース・スタディ<個人ワーク、グループ・ディスカッション>
- 人事面談の進め方
- 人事面談制度の効用
- 人事面談の種類と概要
- 人事面談の内容と留意点
- 人事面談に有効な対話スキル
所要時間
7~14時間
目標管理研修
概要
組織全体としての成果向上へ向けて、個々人が有効性の高い目標を設定するために、職務アウトプットとなる目標設定の視点と考え方を理解し、アウトプットを生み出すために有効性の高い取り組み事項(インプット)を明確化する手法を習得します。
カリキュラム
- 目標管理制度の概要
- マネジメント・サイクルを補完する人事管理制度
- 目標管理のしくみ
- 目標設定のステップ1 ~アウトプット(何を、どの程度、いつまでに)を明確にする
- トップダウンによる「問題解決」とボトムアップによる「課題設定」
- 自主的な目標設定における7つの視点
- アウトプットの設定における留意点
- 目標設定のステップ2 ~インプット(どうやって、いつ)を明確にする
- ロジック・ツリーによる取組事項の分解
- ”MECE”で取組事項の漏れを防ぐ
- 問題構造分析の実践<グループ・ワーク>
- インプットの設定における留意点
- 目標設定の実際
- 目標設定の例と記入のポイント
- 不適切な目標設定の例<事例研究・グループ・ディスカッション>
所要時間
6~7時間(簡略3時間)
ジョブ・クラフティング研修
概要
職務の捉え方をジョブ・クラフティングの手法により改めて再定義することにより、困難な目標に対する挑戦意欲と日常業務における働きがいを高め、職務を通じた幸福感の追求と社員の定着率向上に資することがねらいです。
管理職のみならず、概ね入社4年目以降の社員が対象になります。
カリキュラム
- 働きがいと生きがいを考える
- 働きがいとは何か? 仕事にはどのような意義があるのか?<グループ・ディスカッション>
- 仕事における満足感と幸福感
- ジョブ・クラフティングで仕事の捉え方を変える
- ジョブ・クラフティングとは
- ジョブ・クラフティングにおける3つの視点
- 仕事の意味を改めて定義する
- 意味のクラフティング<個人ワーク、相互コメント>
- 他者との関係を捉え直す
- 関係性のクラフティング<個人ワーク、相互コメント>
- 仕事のプロセスを変える
- 「公開! 私の仕事術」<発表、相互コメント>
- プロセスのクラフティング<個人ワーク、相互コメント>
注)本研修においては、自己の職業観へ他者の多くの視点を取り入れることを重視しています。このため、全体による相互コメントを行うことから、受講人数は8名から10名としています。
所要時間
6~7時間
その他の研修テーマ
- OJT推進研修
- コミュニケーション改善研修
ご要望に応じてプログラムを作成しますのでお申し付けください。
対応エリア:全国(交通費については、札幌起点、もしくは、東京起点のいずれか金額の低い方の料金とさせていただいております。)
受講者の声
~研修受講者のアンケート、感想などから~
- 研修終了時、会場の受講者から拍手がわき上がり、私も素敵な講義をしていただいた先生への感謝の気持ちから、自然と拍手をしていました。これまで受講させていただいたどの研修・講義よりも深く心に響きました。ご教示いただいたことをすぐに実践できるかわかりませんが、必要なときに資料を見返したりして、少しずつでも成長していきたいと思います。先生の温かい人間性あふれる講義をお聞きすることができ、そして、たくさんのヒントや今後の糧となるご助言をいただくことができ、幸運に思います。本当にありがとうございました。
- 上司から、「○○○○大学校にはたくさんの研修があるが、高橋先生の研修を選んで受けて来い」と言われました。受けてみてそう言われた理由が分かりました。是非とも実践したいと思いました。
- 何となくわかっているつもりのことが、明確な説明、具体的な事例を用いた話などを通じてはっきりとした形になった。「アビリティ」を向上させるのは難しいが、「スキル」を向上させることはできるという話が大変印象的であった。自分の性格や行動様式は変えられないと思っていたが、意識的な取り組みでいくらでも改善させられるかもしれないと希望を持つことができた。
- 今まで受けたセミナーの中で一番面白く、ためになりました。今日、来れて良かったです。●●のマニュアルのお話、感動しました。
- 自分にとって「暗黙知」であった部分を「形式知」化して頂いたことによって、整理がつきました。手法、プロセス等、活用できる部分が多く、職場に戻って実践したいと思います。二日間ありがとうございました。
- 今まで受けたマネジメントのセミナーの中でも一番わかりやすく、なおかつ、現場よりで共感しやすい内容でした。ぜひとも、もう一度受けられればと思います。
- 実践を織り交ぜた内容で、通常業務の中では行うことが難しい事をやらせていただけたので、大変有意義な時間を過ごすことができました。先生のお話も大変興味深いものばかりでもう少し時間がほしいと思ってしまいました。はじめは、4日間だなんで長すぎると思っていましたが、あっという間で驚いています。学んだことを実際の業務で生かせるよう頑張ります。
- 熱心なご講義とユーモアあふれる話に感銘を受けました。学んだことを少しずつ組織マネジメントに役立てていきたいと思います。
- これほど印象に残る研修をいままで受けたことがなかった。大変意義のある内容だと思う。受講できてよかったです。高橋講師の話が上手く、多くのことが吸収できた。この方が講師ならまた受けてみたい。研修のイメージが変わった楽しい時間でした。
- 部下を持つ立場となり、接し方や考え方に不安があったが、研修を通じ悩みが多少なりとも解消し大変有意義な研修となった。人生の中でもこの研修は指折りのものとなった。貴重な体験ができ感謝している。
- 話がとてもわかりやすく、聞き入れることができた。業務方法の見直しをする良いきっかけとなった。今の自分はただ仕事をこなしているだけで「なぜこの仕事をしているのか」について考えていなかった。仕事に対する考え方を持ち、モチベーションにつなげたい。
- 非常に参考となる内容が多く、受講前に持っていた印象(受講しても意味ないだろう)とは大きく異なり、是非活用したいと思いました。
- 今まで受けた研修の中で最も高度で説明もわかりやすかった。今後とも継続して開講し、年に複数回実施していただきたい。
- 声のトーンが良く、聞きやすかったです。寝なかった講習は初めてでした。
- 講義の進行、時間配分全てにおいて完璧でとてもすばらしい講義でした。ありがとうございました。
- 高橋講師の講義方法は人をひきつける。私も講義をすることがあるので参考にしたい。
- 受講前はゆううつでしたが、一番楽しかったです。
- 高橋講師の講義は新鮮であり、現在部下のいない立場ですが後の備えになると思いました。もう1日高橋氏の話を聞きたいです。
- 人生の中で一番の面白い研修でした。最高です。
- 目からウロコが落ちた。「企画」が自分のアイデアの有無だけで決まるのでなく、みんなで話し合って積み上げるものだとわかった。みんなで協議、分析できるような場面を帰ったら作りたい。
- 重要な箇所をポイントで教えてくれ、大抵の講義は眠くなるところですが集中して聞くことができました。ありがとうございます。
- もっと高橋講師の経験話が聞きたかった。高橋講師の話はどれも筋の通った納得できるものばかりでとても参考になりました。
- とても聞きやすい、プロ中のプロ。高橋講師の講義をもう一度違うテーマで受けたい。
- 講習内容、及び、講師の先生が、とても講義が上手であきることがなかった。これまで受けてきた外部講師の中でもすごく印象に残った。
- 私は研修が大嫌いで、この研修にも期待していませんでしたが、こんな素晴らしい研修があるのかと驚きました。研修に対する認識を新たにさせられました。特に「意思決定シミュレーション」は素晴らしい手法だと思います。
- 講義の随所に事例をあげていたので、大変わかりやすく、講師自身の経験談も交え、説得力もあり短期間であったが多くを学ぶことができた。
- 研修を受ける機会はしばらくなかったが、久しぶりに受けてみて、以前の研修ではあまり内容が実務につながらない研修が多かったが、今回の研修は非常に中身があり、有意義であった。また、講師の方の進め方が適切で、説明もわかりやすかった。様々な職場の人間関係がある中で、どうすればより良い職場環境を作ることができるか、その時の判断・行動材料となるような中身であった。
- 組織的意思決定を行う場合、これまで、全体の和を尊重しすぎる傾向にあったことに気づかされた。今後、仕事の成果や議論による機能性を高めるための問題点や課題を深く掘り下げて活発な意見交換を行うように努めたいと思う。
- 多くの実例を取り入れた実践的な講義であり、リーダーシップ機能と方法が理解できた。是非活用させていただきたいと思う。特に部下の育成を重点的に進めていきたい。
- 他人(特に部下)の意見をいかに引き出すかについて手法を学ぶことができた。今後これらの手法を活用して多くの意見を聞き入れ、部下の能力を有効活用できるようにしたい。
- リーダーシップについて自分に不足していたものも明らかになり、今後「タスク相互作用」をより向上させる必要性を理解できました。非常にわかりやすく、また、楽しみながら研修させていただきました。
- 自分の仕事上で現在問題となっている部分につきまして、その解決方法を学び、非常に参考になりました。職場に戻りましたら、自分のできるところから(信頼を貯蓄する、人との関わりをもっと増やすなど)始めていこうと思います。二日間ありがとうございました。
- 部下に対して疑問形で話しかけ、意見の修正を促す、などは、具体的で直ぐにでも使える手法であり、大変参考になりました。
- 先生の話がとてもおもしろかった。討議や実習はなくてもいいから、講師の話をもっと聞きたかった。
- これまでは、部下との接し方がよくわからず、また、仕事の仕切りについてもよくわからず、「これでいいのかな?」と思いながら手探り状態でしたが、研修を受けてみて「こうして行こう!」という方向が見えてきました。
- 「なるほど!」と思うことの連続でした。むちゃくちゃ、おもしろかったです。
- 今までの講義の中で最高にすばらしい内容でした。