新型コロナウィルスの感染拡大に伴う緊急事態宣言により、今週予定されていた全ての研修が延期となったため、丸々1週間の仕事が流れてしまいました。今年はこうしたことが何度もあり、少々うんざり気味です。
今回は思い立って1週間のキャンプ旅に出ることにしました。シルバーウイーク明けであれば、キャンプ場も空いていることでしょう。とは言え、コンサルティング案件など、やらねばならない仕事はそれなりにありますので、キャンプ先で取り組むことにしました。うん、これっていわゆるワーケーションだな、と思ったものの、以前から感じていた違和感が湧き上がってきました。それは、バケーションの中にワークが入り込むことです。私のように独立して事業を営む者はともかく、雇用されているビジネス・パーソンがそのような状態に追い込まれているのだとすれば、ワーク・ライフ・バランス上、大いに問題があります。本来、バケーションでは、ワークから離れられるからこそリラックス感があるわけです。したがって、ワーケーションにおいては、あくまでもワークが基本にあって、その中にバケーションとしての体験が取り込まれ、それが結果的にワークの生産性を高めるのだという基本認識を確立することが重要ではないでしょうか。
ところで、滞在している道東のキャンプ場は案の定空いていて、静かな環境です。さて、パソコンを片付けて一杯やるとしますか。
ワーケーションに対する違和感 2021/09/28
2022年5月4日