東京と言えどもこれほど行列の出来る展覧会を見たことはありません。上野の森美術館で開かれている「怖い絵展」です。たまたま、都内で大作の展覧会がこれといって他になかった事も影響しているような気もしますが、展覧会のコンセプトと内容は大いに人を惹きつけているようです。行列嫌いの私でも、並んででも見たい気になりました。惜しむらくは、混雑しすぎで一つひとつの解説をじっくり読む余裕がないことです。「レディ・ジェーン・グレイの処刑」が目玉作品ですが、来春ロンドンへ行く予定ですので、ナショナル・ギャラリーで再度じっくり見られればと思います。
