銅は安定した金属であり、加工しやすく腐食に強いことなどから古くから建材などに利用されてきました。歴史的な建造物のドーム屋根などに用いられているのを良く目にしますが、大抵は緑青が吹いて緑青色になっています。真新しい銅は赤橙色ですが、表面の酸化により徐々に色が変化していきます。
2025年7月、長年改修工事が行われてきた北海道庁旧本庁舎がリニューアルオープンしました。ドームは既に赤橙色から褐色を通り越して暗褐色のように見えます。緑青色になるのがいつ頃かわかりませんが、訪れる機会があればドーム屋根の色の変化に注目して見ると良いでしょう。

