真言宗定泉寺にあるその洞窟は一般的に田谷の洞窟と呼ばれていますが、田谷山瑜伽洞が正式名称です。横浜市内での研修の翌日、そこが横浜市内だとは知らずに訪れましたが、寄り道と言うにはやや遠い、辺鄙な場所にあります。鎌倉時代から存在していると言われる素掘りの洞窟には随所に宗教像が浮き彫りにされています。宗教的な観点のみならず、全長570㍍に及ぶ三層構造の洞窟には土木工学上の研究意義も大きそうです。洞内へは受付で渡された蝋燭に火を灯して入ることになりますが、風で消えやすいのでご注意を。
洞内は撮影禁止ですので、内部の様子は田谷の洞窟保存実行委員会のホームページでご覧下さい。