「コンサルティング」にエンゲージメント向上支援プログラムを掲載しました

平和の塔(宮崎市) 2011/02/07

 研修業務のため、宮崎へ行って来ました。北海道の寒さとは比べようがないとはいえ、意外と寒く感じました。

 写真は、宮崎市の平和台公園にある「平和の塔」です。初代神武天皇即位2600年を記念し、その奉祝記念事業として昭和15年に建設されました。国民の精神統合の意味もあり、当初は「八紘一宇の塔」と名付けられていました。「八紘」は四方向と四隅のことであり、即ち、全世界を表しています。また、「宇」は屋根の意味であり、従って「八紘一宇」は全世界を一つの家族のようにまとめるという大意になります。侵略思想を正当化する意味があるようにもとれますし、世界中が仲良くするという平和思想のようにも解釈できます。台座部分には、戦時中に日本軍が戦地から運び集めてきた石が使用されています。戦後は八紘一宇の文字が削られ、塔を取り巻く4つの像の内、武人を象徴する部分については撤去されましたが、後にもとの姿に復興され、観光資源となっています。

 平和の塔のとなりには「はにわ苑」があり、たくさんのかわいらしい埴輪達が並んでいます。もっとも、夜に行くと不気味かもしれませんが・・・。

 昨年の口蹄疫に加え、最近では鳥インフルエンザ、新燃岳の噴火と、なにかと災難続きの宮崎県ですが、再び、経済や人々の生活に悪影響が長引かないことを願うばかりです。

このページの内容