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 管理職の仕事実践術
 2.業務を管理する

(4)割当において留意すべき事 〜A女性の視点・能力を有効活用する(2010/09/05)

 男女雇用機会均等法が施行されてから25年が経過しました。しかし、この間に女性の有効活用は進んだと言えるでしょうか。女性をもっと活用すべきだという主張はずいぶんと以前からなされているものの、日本の企業における女性の管理職比率は10%程度に過ぎず、これは、米国の約43%、ドイツの約38%などと比較すると低い比率となっています。私は管理職研修を担当することが多いのですが、研修の受講者においても女性は常に少数であり、一人もいない、ということも珍しくありません。しかし、多様化する消費者のニーズに応えていくためには、企業においても人材面の多様化を促進することが必要でしょう。業種や職種にもよりますが、比較的多くの組織において男性が多数派を占めており、重要な意思決定や難易度の高い業務遂行は男性が行っていることが多いものです。しかし、女性に担当してもらうことによってこれまでにない新たな視点が導入されたり、思わぬ効率化がもたらされたりすることは大いに考えられることです。事実、私自身の職業経験上においてもそのような場面は少なくありません。

また、これまで様々な調査において、女性を積極的に活用している企業は業績が高いという結果が得られています。財団法人21世紀職業財団の調査によれば、女性の管理職比率が大幅に増えた企業群と、反対に女性の管理職比率が低下した企業群を比較すると、前者では5年間で売上高が約74%増加したのに対し、後者では約16%減少しています。NPOカタリストの調査では、女性の役員比率が高い企業群では、そうでない企業群よりも自己資本利益率(ROE)が約5割高くなっています。また、川口大司・一橋大学准教授と浅野博勝・亜細亜大学准教授の共同研究によると、一定条件下においては、女性従業員の比率を10ポイント向上させると売上高が0.8%増えるという結果が出ています。

 女性の部下がいる人は「宝の持ち腐れ」になっていないか、改めて考えてみてほしいと思います。次の「割当」の機会に重要な仕事を任せてみることを検討してください。

管理職登用を含めて、女性の有効活用が進まない原因には様々なものがありますが、企業競争力を左右する要因として認識する必要があります。


        

 
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